西武新宿線等沿線協議会に参加した自治体の長ら(東村山市提供)

 西武新宿線と拝島線沿線の東京都と埼玉県の11自治体の長らが11月4日、新宿区内のホテルに集まり「西武新宿線等沿線協議会」を設立した。東村山市の渡部尚市長らが主導し、広域的な連携を通じて沿線の魅力を発信し、活性化を目指そうと関係自治体、西武鉄道に呼び掛けて結成に至った。

 新宿線は新宿、中野、杉並、練馬各区と西東京、小平、東村山、所沢、狭山、川越各市を通り、東大和市は小平駅から分かれる拝島線の沿線にある。現在、新宿線の中井―野方駅、井荻―西武柳沢駅、東村山駅周辺で鉄道立体化事業が進行中。また田無―花小金井、小平駅周辺も鉄道立体化が検討されており、西武新宿駅からJR新宿駅への直結地下道の整備の計画もある。

 設立総会では協議会をプラットフォームとして、沿線自治体相互並びに西武鉄道との情報交換、各自治体が持つ多彩な魅力を連携して発信する広報活動、沿線全体の活性化と価値向上を図る交流事業の開催などに取り組むことを決めた。

 北側に沿って走る西武池袋線では既に一部沿線自治体による「西武線沿線サミット」の枠組みがあるが、施設更新や新車両の導入などハード面で変化の大きい新宿線でも主にソフト面での取り組みを加速させる狙いという。

 渡部東村山市長は「長年提唱してきた『協議会』が正式に立ち上がり感無量だ。西武新宿線はどちらかというと地味目な路線だが、沿線にはたくさんのすばらしいスポットが点在し、地域に根差した豊かな物産、文化が息づいている。西武新宿線が大きく変わる時期を好機ととらえ、連携協力できるところから、沿線価値の向上に取り組みたい」と話した。

 西武鉄道の後藤高志会長は「私自身も西武新宿線沿線に住み、愛着がある。このようなプラットフォームがつくられることは大歓迎で、私どもも汗かき役として貢献したい」とあいさつした。

Loading

By 飯岡志郎

1951年、東京生まれ。西東京市育ちで現在は東村山市在住。通信社勤務40年で、記者としては社会部ひとすじ。リタイア後は歩き旅や図書館通いで金のかからぬ時間つぶしが趣味。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です