任期満了に伴う東京都議会選挙の投開票が6月22日行われた。
7月に行われる参議院選挙の前哨戦としても注目を集める中、投票率は47.59%と、前回から5.2ポイント上昇した。
結果は、都民ファーストの会が前回と同じ31議席を取り第一党に復帰、第一党だった自民党は12議席を失い21議席となり第二党となった。この2党とともに小池都知事の与党を形成する公明党は4議席減らして19議席となり、明暗が分かれた。
立憲民主党は2議席増やして17議席、共産党は5議席減らして14議席に、生活者ネットワークは1議席を維持、国民民主党と参政党ははこれまでの議席なしからそれぞれ9議席、3議席を獲得した。無所属その他は12議席だった。
はなこタイムスのエリアである北多摩5市に目を向けよう(得票率はいずれも%、敬称略)。

はなこエリア5市では、都民ファースト2、自民2、公明1、立憲1、共産2、無所属1という結果になった(表の黄色が当選)。東村山市は北多摩1区、清瀬市と東久留米市は北多摩4区なので、市内の得票率順位が当選者と一致していないことにご注意いただきたい。
議席に変化があったのは小平で、都民ファーストが議席を獲得し、自民が議席を失った。全市で候補者を立てたのは自民党と再生の道。再生の道はすべての市で落選したが、安定して12~13%程度の得票だったのが注目される。
小平市

小平では、松岡篤が都民ファーストの会の風にも乗りトップ当選。直前に行われた小平市長選落選の雪辱を果たした形になった。次いで立憲都議団の幹事長でもある竹井庸子が安定した力を発揮して当選した。前回選挙で無投票当選の磯山亮は3位に沈んだ。
西東京市

西東京市は桐山ひとみ、浜中義豊の現職2人が当選した。2議席目を自民の浜中と都民ファーストの戸村杏実が争う形となったが、浜中の当選となった。
北多摩第一

北多摩第一は、東村山市と東大和市、武蔵村山市の3市にまたがる選挙区。地域内唯一の3人区でもある。当選したのは都民ファーストの関野杜成、共産の尾崎あや子、公明の高田清久で、人は入れ替わったものの政党は以前と同じ構成になっている。3位を争った高田と自民の土方桂は、東村山市では順位が逆転している。
北多摩第四

北多摩第四は清瀬市と東久留米市の2市にまたがる。現職2人が安定した力を発揮して当選した。前職で前回選挙で落選し東久留米市議に復帰していた細谷祥子は、今回人気の国民民主からの出馬で健闘したが、清瀬市内での票差が響いて3位となった。

