7月20日投開票された参院選の東久留米市の開票所で、所定の投票用紙ではない用紙38枚が開票作業中に発見されたと東久留米市が22日発表した。市選挙管理委員会は公職選挙法の「所定の用紙を用いないもの」と判断し、無効票として処理した。
見つかった38枚は黄色(東京選挙区)10枚、白色(比例代表)28枚。色と大きさは正規の投票用紙とほぼ同じだが、ひと目で偽物と判断できるもので、特定の政党名などが書かれていた。このため投票総数が投票者総数を上回る開票結果が市のホームページで公表された。
市選管は「公職選挙法の投票偽造罪に抵触する行為に当たる可能性があり、警察など関係機関に対応を相談している」とのコメントを発表した。