任期満了に伴う来年4月6日投開票の小平市長選で、現職の小林洋子氏(51歳)が12月19日、小平市福祉会館で会見し、無所属で立候補することを表明した。政党からの支持・推薦は受けずに再選を目指す。同市長選への立候補は小林氏が初めて。
冒頭、小林氏は初当選時に公約として掲げた87の政策に関して、氏の確認団体「笑顔咲く小平」の評価が3点満点で平均2・6点だったことを報告。1期目の成果について「小中学校の給食無償化、自閉症・情緒障がい特別支援学級の開設、デジタル専門人材の活用、カーボンニュートラル都市ガスの導入」などを挙げた。
小平市初の女性市長として打ち出した「市役所の女性管理職5割」の目標に向けては「まず女性職員と管理職を目指す女性職員を増やす必要がある。男性職員の育児休暇が3割弱からほぼ100パーセントに増えたのは大きな成果」と位置づけた。
2期目に向けては1期目同様「防災・減災」「DX推進」「女性の活躍」の3つを重点施策に据え、「とくに避難所マニュアルの運営・訓練、避難所運営の女性参加などを進めて小平を防災・減災で日本一と言えるような都市にしていきたい」と述べた。市の課題として公共施設マネジメントを挙げ、建物が老朽化する中で施設を集約し、小学校を核とした新たなコミュニティーづくりを進めたい」と話した。
今回、政党の支持・推薦は受けない理由については「オールフラットで(どの政党とも)等間隔の距離感で話をしていきたい」と説明した。
小林氏は小平市出身。2011年に小平市議選に民主党公認で初当選し3期当選。2021年の小平市長選に無所属で立候補。立憲民主、共産、国民民主、小平・生活者ネットワークの推薦を得て、自民、公明推薦の無所属候補を破って初当選した。