西武鉄道東村山駅(東村山市本町)付近の立体交差事業で、西武新宿線下り線の高架切り替えが2025年夏に予定されていることが分かった。事業主体の東京都から連絡があったとして、渡部尚・東村山市長が12月2日の市議会本会議での所信表明演説で明らかにした。
東村山駅の高架化工事は2028年の完成を目指し、これまでに西口では足場が取り払われて新駅舎の外観が姿を現し、内部の設備工事も進んでいる。取得率9割以上という用地についても引き続き取得に努めるという。
事業は西武新宿線、国分寺線、西武園線の東村山駅前後の4.5キロを高架化し、5か所の踏切を除去して交通渋滞を解消するとともに、地域の一体化や道路整備を推進することを目的にしている。
渡部市長は「高架下の活用など、どのような街づくりを進めたいのかを明確にして、西武鉄道、東京都との協議に臨み、できるだけ実現できるようにしたい」と述べた。