2024年の七福神めぐりで披露された獅子舞

 東久留米市の新春恒例行事「七福神めぐり」が2025年も1月11日(土)に行なわれる。東久留米七福神めぐり実行委員会が主催し、21回目を数える人気のウォークイベントで、同市が誇る清流・黒目川と落合川の遊歩道を歩きながら5つの寺を巡る(雨天決行・荒天中止)。参加は無料。人気の記念手ぬぐい(1本1000円)は受付、ゴール、小山れんげ公園などで買える。

 参加者は、西武池袋線東久留米駅西口から徒歩3分のところにある東久留米西口中央公園で受付を済ませ、市内本町4丁目にある多聞寺(毘沙門天)をスタート、ゴールの浄牧院(大門町1丁目・大黒天)まで約7キロを約2時間かけて歩き通す。所要時間には参拝や休憩などの時間は含まれていない。

 参加の受付時刻は10時から12時までだが、受け付け開始直後は混雑が予想されるので、11時以降に手続きをするのがおすすめ。終了時刻はゴールの浄牧院で午後3時。

 2番目の米津寺(べいしんじ=幸町4丁目・布袋)では10時から午後2時まで、東久留米市茶道会による茶会が開かれる。誰でも参加でき抹茶はお菓子付きで500円で楽しめる。

 浄牧院では、ゴールした人たちを2台のキッチンカーと温かいスープとすいとんが待っている。スープは東ヨーロッパ・ハンガリーのグヤーシュ。もっとも代表的なハンガリーの家庭料理で、具材は牛肉とラード、タマネギ、パプリカなど(1杯パン付き500円)。すいとんは、東久留米市の農家で食べられてきた「煮ぃだんご」と呼ばれる郷土食で、ダイコンやホウレンソウなど地元産野菜がたっぷり入っている(1杯350円)。

 東久留米市特産の柳久保小麦を原料にした人気のお菓子「武蔵野まんじゅう ひと穂の麦」(菓子処あかぎ滝山店)と「ふすまどれーぬ」(お菓子工房ポッシュ)も買える。

 グヤーシュとすいとんを作るのは、落合川沿い(本町1丁目)でハンガリー産蜂蜜やグラノーラなどを売る自然食品店「はちみつ屋 キシュ エルドゥ ちいさな森」(キシュ エルドゥ=ハンガリー語で小さな森の意)のオーナー・保坂裕子さん。ハンガリーでの生活経験がある保坂さんのグヤーシュは本場の味だ。七福神巡りで冷えた身体にはやさしく、しかもおいしい。「食べ物はどれもできたてです。数に限りがあるので早い者勝ちです」(保坂さん)。

 七福神めぐりと同時に開催されるのが「七福神ぬくぬくパーク」(雨天中止)。会場は黒目川沿いにある小山れんげ公園(本町2丁目)で、川を挟んで大圓寺の向かい側にある。こちらの開催時刻は10時から午後2時30分まで。さまざまな飲食、雑貨、小物などのテントが立ち並び、七福神めぐり途中の人たちや子供連れの市民たちでにぎわう。

 問い合わせ=株式会社セイウン・市民プラザ。電話=042・047・7831(9:30~20:30)。

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By 鈴木信幸

1950年、福島県会津坂下町生まれ。元新聞記者。現在、フリージャーナリスト。1980~81年滝山団地、81~97年ひばりが丘団地に住む。西東京市在住。

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