6月の東京都議選を前に国分寺市で4月19日、「市民の声を都政に!~都議選に向けて~」が開かれる。都政の課題について都議5人が報告。同市など多摩地域で健康被害が心配される有機フッ素化合物(PFAS)汚染、小金井市の都市計画道路問題、玉川上水の生物多様性調査や朝鮮学校への補助金復活などに取り組む市民らと意見交換する。

 都議選の投票率は、1977年(65.17%)以降は40~50%台を行き来し、前回の2021年は42.39%と、有権者の半数以上が投票所に足を運んでいない状況だ。主催する市民団体「都政と市民をつなぐ会」(共同世話人、宇都宮健児弁護士ほか)は、「区市政と国政の間で、関心が低くなりがちな都政が、実は市民生活に大きく影響している」と呼びかける。市民や市議らが訴える都政の課題を語り合いながら、都議選への関心を広げる。

 つなぐ会は、都議会の自民、都民ファースト、公明、共産、立憲民主、ミライ会議、自由守る会など都議会全会派に参加を呼びかけ、立憲民主党の竹井ようこ氏(小平市)、共産党の原田あきら氏(杉並区)、ミライ会議の桐山ひとみ氏(西東京市)、無所属(グリーンな東京)の漢人あきこ氏(小金井市)、無所属(都議会生活者ネットワーク)の岩永やす代氏(国分寺市、国立市)が参加する。

 国分寺市本町3丁目のcocobunjiプラザ、リオンホールBで午後6時半~8時半。参加費500円。詳しくは、事務局小松さん(080・5692・7288)へ。

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By 吉井亨

元新聞記者 東京、北海道、九州のほか、群馬を除く関東5県などで取材。卒業後は日本語教師も。

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