年に1回の貴重な機会に朝早くから多くの来園者が訪れていた(2024年7月撮影)

 東京大学大学院農学生命科学研究科附属・生態調和農学機構では、夏恒例のハス見本園の一般公開・観蓮会を2025年7月25日(金)と26日(土)に開催する。見学は無料・予約は不要。

 7月25日は午前9時から正午までの一般公開日となっており、園内のハスが自由に観賞できる。翌26日は早朝7時から11時まで「観蓮会」として開催され、最終入場は10時30分。自由見学に加え、研究紹介展示やスタッフによるハスにまつわる解説も実施される。

 また「観蓮会フォトコンテスト」も実施される。当日撮影した写真をメール等で応募すると、優秀作品には記念品が贈られる。

 ハス見本園内には300種類以上の花ハスが栽培されており、その中には東京大学が開発し、2011年に品種登録された「緑地美人」、2016年に登録された「月のほほえみ」、そして古代ハスの代表格であり、東大の敷地内から発見された「大賀蓮」も含まれている。

 午前中限定なのは、ハスの花が昼までに閉じてしまう性質のため。会場内は砂利道で足元が不安定なため、注意が必要。また来場者には熱中症対策が推奨される。

 例年多くの来場者が早朝から訪れ、朝日に照らされたハスの花を楽しんでいる。最新情報はSNSや公式サイトで確認できる 。

 観蓮会に合わせて、同じ敷地内にあり普段は公開していない農場博物館の公開も行われる。

 会場は東京都西東京市緑町一丁目の農学部附属キャンパス内で、入場は北原門からのみ可能。西武新宿線田無駅から徒歩約15分、または西武バス利用で「六角地蔵尊前」や「北原二丁目」停留所下車から徒歩数分。旧農場正門(田無駅側)は閉鎖されているので注意が必要。

関連情報:
東大生態調和農学機構(旧東大農場)観蓮会情報
東大ハス見本園

Loading

By 高橋靖

東久留米市のコミュニティFM局「TOKYO854くるめラ」代表取締役。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です