東村山市出身の落語家で前座から二ツ目への昇進が決まった三遊亭東村山(本名・深野敦人)さんが(35)が5月15日、渡部尚東村山市長を表敬訪問した。二ツ目になって初めて許される紋付、羽織、袴で登場した東村山さんは落語ファンでもある渡部市長と懇談。「高座は自由な空間」との意味を込めて、手拭いと扇子を持ち座布団の上に立った着物姿の自由の女神をあしらった手拭いを市長にプレゼントした。
東村山さんの師匠三遊亭白鳥さんは弟子の高座名に地名をつけており、前座から二ツ目に上がっても「東村山」を名乗り続ける。高座への出囃子(でばやし)は「東村山音頭」。渡部市長は「真打になってもそのままでお願いします」と希望、今後も市としての応援を約束した。
小、中学校時代を東村山市で送り、ダジャレやギャグで人を笑わせるのが大好きな子どもだったという。高校卒業後吉本興業に入ったが、白鳥の師匠である三遊亭圓丈師匠にあこがれて落語への転身を決め、2020年に入門、コロナ禍で遅れたものの2022年に前座となった。
古里東村山市については「見ず知らずの人でも気さくに話し掛けてくれる温かさがあって大好き。(同郷の先輩女性落語家で地元でも人気の)柳亭こみち師匠にもいろいろ教えてもらい、できるだけたくさん地元で高座を務めたい。12月12日には東村山市立中央公民館で『二ツ目昇進記念の会』を開く予定です」と話した。
目指す芸風については「吉本で勉強したお笑いと、古典を含めた落語の魅力を融合させた新作にも力を入れたい。ただし新作は古典と違って必ず“受ける”わけではないので緊張します」と笑った。


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