秋津‐新秋津駅間の商店街

 JR東日本と西武鉄道は5月19日、東村山市内の連絡線を利用したJR武蔵野線と西武池袋線の直通運転を2028年度から開始すると発表した。また武蔵野線新秋津駅と西武池袋線秋津駅間の乗り換え用連絡通路を2030年代前半を目指して設置する検討を進めるとした。

 連絡線は新秋津駅と西武池袋線所沢駅間で車両運搬や検査のために設置されている。発表と報道によると、連絡線を経由して観光やイベントなどへの利用を想定し、JR線沿線の小田原・湘南エリア、房総エリア、新幹線接続、東京ディズニーリゾートなどと、西武線沿線の秩父エリアなどをスムーズに結ぶ。西武鉄道の観光特急「ニューレッドアロー」(10000系)に改造を施して、週1回程度の臨時列車として運行する予定。

 西武鉄道の今年4月の発表では、「ニューレッドアロー」は現在西武新宿線で有料、座席指定の特急「小江戸」として運行中で2027年春に定期運行を修了する。その後1編成にリニューアル工事を施し、一般席に加えて半個室やソファ席を備えた客室空間となる。バーカウンターを新設し軽食・ドリンクの提供も行う。車両デザインは、アニメ「機動戦士ガンダム」などのメカニックデザインで知られる大河原邦男氏が監修する。

 JR武蔵野線の新秋津駅と西武池袋線秋津駅は約400メートル離れており、乗り換えには外部の道路を8分程度歩かなければならない。連絡通路を設置することにより雨にぬれず半分ほどの時間で乗り換えられるという。

 ただ両駅間の道路は商店街となっており、連絡通路ができると人の流れが大きく変わってにぎわいにマイナスの影響が出ることも懸念される。東村山市が計画している秋津地区の再開発にも関わるため今後論議を呼ぶことが予想される。

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By 飯岡志郎

1951年、東京生まれ。西東京市育ちで現在は東村山市在住。通信社勤務40年で、記者としては社会部ひとすじ。リタイア後は歩き旅や図書館通いで金のかからぬ時間つぶしが趣味。

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