清瀬市議会は6月11日、原田博美市長の6月8日の所信表明を受けて各会派が代表質問を行った。原田市長の市政に臨む基本姿勢のほか、公約実現のための財源確保策などについて質疑応答が交わされた。
代表質問したのは「風・立憲・ネット」「清瀬自民クラブ」「公明党」「共産党」の4会派。その中で、渋谷桂司前市長を支え、原田市政では「野党」的立場を取るとみられる清瀬自民クラブと公明党の代表が「幅広い市民の声を聞いているとは言えない」「厳しい財政状況をどう克服するのか」などと追及、原田市長は「市民の多様な意見を工夫しながら聞く」「徹底して無駄を廃するなど行財政改革が不可欠」などと答弁した。
清瀬自民クラブの清水ひろなが市議は「市民との対話を大切にするということだが、声の大きい一部の人々だけでなく幅広い市民から意見を聞いてほしい。『市長と語る会』を平日の午前中に設定しても参加できる市民は限られる」「市長は市議時代、行財政改革にはすべて反対だった。市長になって安定した財政基盤を維持することが必要との認識を明らかにしたが、地域図書館の再開、市役所出張所の駅周辺への開設、ごみの指定収集袋の無料化などの公約を実現するには多額の財源を必要とする。具体策を示してほしい」などと質問。
原田市長は「清瀬市の財政状況は厳しい。行財政改革についてはこれまでの経過を踏まえて市民や議会の皆さんとの対話を重視し、必要性や効果について丁寧に説明し、幅広い理解と協力を得ながら行政の組織体制や業務プロセスを不断に見直し、行政手続きのデジタル化など聖域なく見直すことで財源確保に努める」と答弁した。
公明党の鈴木たかし市議もほぼ同様の論点から質疑し、行政の継続性を示した原田市長の所信表明が市議時代の主張と整合性が取れないと追及。また渋谷前市長のシティプロモーション政策や旧豪華列車「夢空間」の設置を高く評価しながら原田市長の見解を質した。
原田市長は「行政の継続性、財政の健全性の確保は誰が市長になっても同じこと。情報公開の徹底と市民が主役の市政を進める立場が前市長との決定的な違いだ。シティプロモーションは地域の住民の生活の延長線上にあるべき。その意味で市民にまともな説明がなかった『夢空間』に多くの市民が違和感を持ったのは当然だと思う。貴重な文化財として財政負担をこれ以上かけないように維持してゆく方法を検討する」と述べた。
風・立憲・ネットの宮原りえ市議と共産党の佐々木あつ子市議も代表質問で原田市長の基本姿勢や今後の市政運営について質問した。


![]()

