所信表明する原田博美・清瀬市長

 原田博美清瀬市長は6月8日、市長就任後初となる定例市議会で所信を表明した。「情報公開を徹底し、隠し事のない透明な市政をつくりたい」とした上で「選挙で掲げた公約を一気に実現はできないが精いっぱい努力する」と述べ、廃止された地域図書館の再開や市役所出張所の清瀬駅周辺への設置、多摩地域で一番高い水準にあるごみの指定回収袋の無料化などに取り組むと明らかにした。

 原田市長は市政を担う基本方針として、「市民の声を聞かない」と前市長に対する批判があったことを受けて、まちづくり基本条例にのっとった情報公開と対話による市政を目指すと強調した。厳しさを増す財政については「市民の暮らしと人権を守る市政運営を行うためには安定した財政基盤を築くことが必要で、税金を無駄にすることなく市民生活を豊かにするために使う」と述べた。

 選挙で公約した中央図書館の復活ができなかったことをあらためてわび、さまざまな公約を実現するには困難があることを認めた。その上で今後の取り組みでは①地域図書館を再開し、“まちのリビング”にする②市役所の出張所を駅周辺に設置して市民の利便性を高める③ごみの指定収集袋無料化④子どもの権利条例の制定⑤豊かな自然環境の保全と都市農業、商工業の振興―などを挙げて協力を訴えた。

 一方、行政の継続性を重視する姿勢も打ち出し、前市長が取り組んだ中央公園の再整備事業は予定通り2026年10月に完成させると明らかにした。また、中央公園に設置され税金の無駄遣いとの批判もある旧豪華列車「夢空間」の利用を訴えたほか、複合施設「まつぼっくる」や市のプロモーション映画「ハローマイフレンド」を高く評価した。

 市議会は6月11、12、15日の3日間にわたって各会派の代表質問と議員の一般質問が行われ、本格的な論戦が始まる。

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By 飯岡志郎

1951年、東京生まれ。西東京市育ちで現在は東村山市在住。通信社勤務40年で、記者としては社会部ひとすじ。リタイア後は歩き旅や図書館通いで金のかからぬ時間つぶしが趣味。

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