小平市立学校教員が盗撮未遂の疑いで逮捕された事案について、伊藤央・小平市議(一人会派と維新の会)が事実を公表しない小平市に情報提供のあり方などについてただした「文書質問」に対して、小平市は7月9日、「回答を控える」とする回答書を示した。
小平市は6月25日、「小平市立学校の教員が逮捕された件について」と題する教育部長名の文書を全市議に送付した。
文書は、小平市立学校教員が6月14日に性的姿態等撮影未遂の疑いで逮捕されたことを記したうえで、今後の対応として「現在警察による捜査中であるため引き続き警察と連携して適切に対応する」「今後判明した事実によっては、本件関係者のプライバシーが侵害されることも懸念されるため、現時点で市ホームページ等での公表は差し控える」旨を伝えた。さらに市議に対してSNSによる情報発信等を控えるよう求めた。
これに関して伊藤市議は6月26日の市議会本会議で「緊急質問」を提出したが、賛成少数で否決された。このため同日、市議会基本条例に基づく文書質問を市側に提出。非公表とした理由や判断主体、議会への情報提供の基準、児童・生徒・保護者への対応など50項目を超える質問をした。
これに対して青木由美子教育長名の回答書は、教職員研修の現状を伝え、議会への情報提供について「一般的に、事案に応じて様々な要素を総合的に勘案して、個別に判断しております」と回答したほかは、すべて「回答を控えさせていただきます」として現時点で市民に情報を公表せず、その理由も明らかにしない姿勢を示した。
伊藤市議は「危機管理で最も避けるべきなのは公式情報がなく、憶測だけが広がること。被害者のプライバシーは何よりも守られるべきだが、市には非公表の判断理由や公表基準について市民に説明する責任がある。市の対応が市民の安心につながるとは思えない」としている。
【参考情報】
・市民には知らせないーーそれで市民は安心できるのか(note)
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