古墳時代(3世紀後半~7世紀)、朝鮮半島などから海を越えて日本列島へと渡ってきた「渡来人(とらいじん)」がいた。外交使節団員や技術者、商人、知識人として、漢字や仏教、陶器、土木建築、馬による陸上輸送など、先進的な文化や技術を日本にもたらし、日本の国家形成に大きな影響を与えたとされる。


 こうした古代からの交流史を学び、現代社会の相互理解や共生について考える歴史講座が開かれている。 主催する朝鮮大学校(小平市)は今年、創立70周年を記念して「古代の朝鮮と日本」をテーマに、国立や立川、町田、府中の各市で歴史講座を重ねている。第4回の府中市(11月7日)は定員80人を上回る100人が予約するなど、各会場ともたくさんの歴史ファンを集めている。


 最終回の第5回は「渡来人とは誰か」を考える。日朝関係史の考古学が専門の国立歴史民俗博物館の高田貫太教授が、遺跡や遺物を紹介しながら、古代の日朝交流の姿をわかりやすく解説する。高田教授は、演題と同名の『渡来人とは誰か』(ちくま書房)や『アクセサリーの考古学―倭と古代朝鮮の交渉史』(吉川弘文館)、『海の向こうから見た倭国』(講談社現代新書)の著書がある。


 講演は12月5日午後2時から4時。定員700人。講演終了後、同大学校にある「朝鮮歴史博物館」を見学できる。参加費は千円(学生や中高生は無料)で予約が必要。住所、氏名(ふりがな)、職業(所属)、電話番号、メールアドレスを記入し、メール(kucks1105@gmail.com)かファクス(042・346・0405)、またはwebで申し込む(チラシ参照)。問い合わせは同大学校朝鮮問題研究センター(042・346・0414)

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By 吉井亨

日本語教師。元新聞記者。

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