西東京市は6月8日、西武池袋線ひばりヶ丘駅の開業100周年記念式典を同駅南口駅前広場で開催した。駅やバスの利用者、買い物客など多くの人が見守るなか行われた式典にはスペシャルゲストとして西東京市「PR親善大使」のロックバンドJUN SKY WALKER(S)(ジュン・スカイ・ウォーカーズ)のメンバーも登場し、100周年を祝った。(カバー写真:JUN SKY WALKER(S)のメンバー(前列両端)らを迎えて行われたひばりヶ丘駅開業100周年記念式典=西東京市提供)
ひばりヶ丘駅は1924(大正13)年6月11日、西武池袋線の前身となる武蔵野鉄道の田無町駅(59年にひばりヶ丘駅に改称)として椎名町・中村橋・清瀬駅とともに開業し、今年で100周年となった。
8日の記念式典には、西東京市の池澤隆史市長や萱野洋副市長、酒井ごう一郎市議会議長、後藤彰教育長のほか、ひばりヶ丘駅を管轄する西武鉄道石神井公園駅管区の香月英之管区長、1日駅長として市立住吉小学校の男女児童2人が出席。池澤市長は「ひばりヶ丘駅の一日乗降客数は(西武新宿線)田無駅とほぼ同じで約6万4000人。これからも西武さんと一緒に駅前のにぎわいある街づくりを進めていきたい」とあいさつした。
JUN SKY WALKER(S)のボーカル、宮田和弥さん、ギターの森純太さんによるトークセッションも行われた。同バンドはひばりヶ丘駅に近い自由学園在学のメンバーでスタート。駅周辺は、バンド結成や活動のゆかりの地であり、「Let’s Go ヒバリヒルズ」の楽曲もある。2019年に西東京市の「PR親善大使」第一号に任命され、昨年、デビュー記念日の5月21日に西東京いこいの森公園でライブも行った。
トークセッションでは、「Let’s Go ヒバリヒルズ」のミュージックビデオを流した後、同曲にまつわる秘話、ひばりヶ丘駅周辺の思い出などを語り、100周年のロゴが入った記念のボードに「100周年オメデトウ‼」「GET HAPPY」などのメッセージとサインも寄せた。
その後、来場者も参加してひばりヶ丘駅にまつわるクイズも行われ、香月管区長が「次の100年に向けて、皆さんとともにLet’s Go ヒバリヒルズ!」と力強く話した。
式典終了後、1日駅長の児童らが100周年記念のノベルティグッズを配布し、来場者から祝福を受けた。
市では、ひばりヶ丘駅にまつわる昔の写真を展示する写真展を6月12~14日に西東京市役所田無庁舎2階ロビーで、7月10~13日にひばりが丘図書館1階講座室で開催する。