東村山市は2024年4月1日で市制施行60年となったのを記念して、婚姻届を提出したカップルのために特別な「婚姻届セット」を作った。(カバー写真:届け出用紙とクリアファイル)

 同市には年間400組ほどの婚姻届が出される。渡部尚市長が「子育てするなら東村山」をモットーにしていることもあり、60周年記念事業の一環として新生活に船出するカップルを祝福し歓迎する気持ちを込めたサービスを市職員らが考案した。

 婚姻届セットは市の公式キャラクター「ひがっしー」をあしらった楽しい提出用紙のほか、市内のお出かけ、息抜きおすすめスポットをイラストにした保存用届け出用紙、カラフルなクリアファイルからなっており、2人の結婚と市制60周年を同時に祝福する内容。さらに市役所内の一角に写真撮影用のスクリーンを用意し、記念撮影もできる。

 4月1日から2025年3月31日までの期間だが、セットがなくなり次第打ち切る。早速4月3日に婚姻届を提出したカップルが記念撮影第1号となった。

 同市市民課の職員は「婚姻届は全国どこでも提出できるので必ずしも東村山市民とは限らないが、市にご縁があることは間違いない。これをいい記念として幸せな生活の出発点としていただけたらうれしい」と話している。

【関連情報】
・東村山市(HP

By 飯岡志郎

1951年、東京生まれ。西東京市育ちで現在は東村山市在住。通信社勤務40年で、記者としては社会部ひとすじ。リタイア後は歩き旅や図書館通いで金のかからぬ時間つぶしが趣味。

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