清瀬市のけやきホールで5月18日、フォークソングを中心にした音楽イベント「清瀬フォークジャンボリー」が開催された(主催は清瀬フォークジャンボリーコンサート事務局)。客席は満員で、当初は客を入れる予定がなかった3階席も途中で開放するほどだった。このイベントは前回の2018年に10回目を迎えて終了となったが、今回は6年ぶりの復活開催となった。(写真はアンコールで出演者全員がステージ上に集まった時のもの。中央左が中川五郎さん、右が城野兼一さん。)

 オープニングアクトを務めた城野兼一さんはMCの中で、「このライブには休憩がありませんので、ご自分のタイミングでいつでもとってください」と宣言。

 ライブイベントは午後1時から夕方6時過ぎまで5時間以上も続き、9組のアーティストが切れ目なく次々に登場した。多くの観客がイベント開始から終了まで、長時間にわたるライブを楽しんだ。

 9組目には、「受験生ブルース」の作詞者でもあるフォーク歌手の中川五郎さん(74歳)が登場。1960年代から活動し、このイベントの名前の由来でもある中津川フォークジャンボリーにも出演した。この日は昔と変わらぬ歌声を披露し、客席を盛り上げていた。

 清瀬フォークジャンボリーは、2009年に当時22歳だった城野さんの呼びかけで始まった。その後は毎年行われ、2018年に10回の節目を迎えたところで終了していた。しかしコロナ禍を経て再び開催の機運が高まり、今回の復活となった。

 イベント後、城野さんは「久しぶりの開催だったが、これまでに何度も参加してくれていた方との再会や、今回初めて知って来たという人もいた。あらためてフォークソングの魅力、音楽の可能性を感じている」と語った。

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By 高橋靖

東久留米市のコミュニティFM局「TOKYO854くるめラ」代表取締役。

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