西武池袋線清瀬駅は6月11日、1924(大正13)年の開業から100年を迎え、記念式典が行われた。名物のひまわり畑をイメージしたラッピング車両のお披露目や、同市出身の歌手、中森明菜さんのヒット曲が発車メロディーに採用された。(カバー写真:式典の様子。左から=鈴川絢子さん、中川家礼二さん、香月石神井公園駅管区長=西武鉄道提供)

 式典には、同市出身の俳優、釈由美子さんや鉄道愛好家で知られる、吉本興業所属のお笑いコンビ「中川家」礼二さん、鈴川絢子さんらをゲストに迎え、渋谷桂司清瀬市長、西武鉄道の後藤高志会長も参加しテープカットを行った。渋谷市長は「清瀬駅開業100周年を盛大にお祝いしたい」とコメントした。

 続いて行われたトークセッションでは、釈さんが「南口近くのジェラート店によく行った」と思い出を披露。中川家礼二さんは市内の鉄道ファンが多く通う理髪店「BB.つばめ」を何度か訪れたエピソードを話した。

 また、同市出身の歌手、中森明菜さんの直筆のメッセージが入った記念ボードを披露。同駅の発車メロディーを中森さんのヒット曲に変更すると発表した。上りホームは「DESIRE-情熱ー」、下りホームは「セカンド・ラブ」が流れることになった。この発表に会場からは「すごい」「嬉しい」といった声が上がった。 

 このほか、同市のひまわり畑をイメージしたラッピング車両「清瀬駅開業100周年記念トレイン」の出発式が行われた。同車両は2000系(8両編成)の列車を使用し、側面には歴代の清瀬駅の写真をあしらった。車内には100周年を記念して実施した「清瀬駅絵画・写真コンテスト」に入賞した12作品が中吊りされている。

 当日は記念乗車券や新旧の駅名標をイメージしたアクリル・キーホルダーも販売、改札ばさみで専用の台紙に穴を開けてもらうイベントなどが行われ、多くの地元住民や鉄道ファンなどでにぎわいを見せた。

中森明菜さんのメッセージパネル=西武鉄道提供

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By 岡侑之介

アナウンサーみたいな喋り方をする筑波大生。

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