わが家のニッコウキスゲが5月20日に開花した。春の暖かさで開花が早まると思っていたら、去年より5日遅かった。

 高山植物で栃木県日光市周辺で多く見られることから、この名前がついた。夏には福島、新潟、群馬の3県にまたがる高層湿原・尾瀬ヶ原を黄一色に染めるので知られる。和名はゼンテイカ(禅庭花)と言い、名前の由来は日光の戦場ケ原を中禅寺(中禅寺湖畔にある天台宗の寺院で輪王寺の別院)の庭に見立てたてたことにちなむ。

 花はラッパ状に咲き、大きさは7cmほどで、ユリに似ているがユリ科ではない。葉は扇形をしていて長さは60~70cm、濃い緑色で先に行くほど細くなり、湾曲して垂れる。葉の間から花茎を伸ばし、先端に6~7のつぼみを付ける。花は朝に咲いて夕方に萎れる一日花だが、1本の花茎で6日は楽しめる。

 わが家のニッコウキスゲは、自然界ではあり得ない超ジャンボサイズ。花の大きさは16cmあり、葉の長さも120cmもある。なぜこんなに大きくなるのかわからない。今年は、花の向きが同じになるように仕立てた。

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By 鈴木信幸

1950年、福島県会津坂下町生まれ。元新聞記者。現在、フリージャーナリスト。1980~81年滝山団地、81~97年ひばりが丘団地に住む。西東京市在住。

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