小平市は、市内の小学校で特定外来生物「ハイイロゴケグモ」が見つかったとして注意喚起している。
同市は具体的な発見場所を公表していない。小平市は「市内の広い範囲に生息している可能性がある。もしハイイロゴケグモを見つけたら、素手では触らず、家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)などで駆除してほしい」と注意を呼びかける。
ハイイロゴケグモは、オーストラリア、中南米、太平洋島しょに分布するヒメグモ科のクモで、体長はメスが12-16ミリ、オスが6-8ミリほどで、メスがオスよりも大きい。
メスにはα-ラトロキシンという神経毒があり、咬まれると激しい痛みや腫れを生じる。これまでに、ハイイロゴケグモの毒による死亡例は報告されていない。また、同属のセアカゴケグモよりも攻撃性は弱いとされる。
国内では1995(平成7)年に神奈川県横浜市本牧埠頭で初めて発見され、貨物コンテナなどに付着して侵入したと見られている。
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