角川文化振興財団は11月6日、所沢市東所沢の文化複合施設「角川武蔵野ミュージアム」の新館長にジャーナリストの池上彰さんが11月1日付けで就任したと発表した。8月に亡くなった松岡正剛初代館長の後任。

 図書館、美術館、博物館が融合した同ミュージアムは2020年11月6日にグランドオープン。隈健吾氏がデザイン・監修した巨大な岩をモチーフにした地上5階、高さ30メートルの外観が注目を集めた。

 妖怪大戦争展や尾崎豊展、体感型古代エジプト展、サルバドール・ダリ展、中島みゆき展など、デジタル技術を駆使しながらメインカルチャーからポップカルチャーまで多角的に文化を発信してきた。

 池上さんは1950年、長野県松本市生まれ。NHKの社会部記者、ニュースキャスターを経て、2005年からフリージャーナリストとして各メディアで活躍している。「国際政治や時事のみならず、文化や教育にも広い知見を持つ」として新館長に迎えた。 

 池上さんは「角川武蔵野ミュージアムは不思議な空間です。図書館なのか美術館なのか博物館なのか。この“ごちゃまぜ”が、新しい時代を創造することになるのだと思います」などとコメントしている。

【参考情報】
・池上彰氏が角川武蔵野ミュージアムの館長に就任(角川武蔵野ミュージアム

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By 片岡義博

共同通信社の文化部記者として主に演劇、論壇を担当。福岡編集部、文化部デスクを経て2007年にフリーに。書籍のライティングと編集、書評などを手掛ける。2009年から小平市在住。

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