西武池袋線保谷駅北口から歩いて5分ほどのところにある「下保谷四丁目特別緑地保全地区」(旧髙橋家屋敷林)内の野草園で、「氷の花」シモバシラに出会えた。

 シモバシラと言っても、地中の水分が凍ってできる霜柱ではない。根から吸い上げられた水分が、枯れた茎から滲み出し氷点下の気温に触れることでできる。真っ白でワタの花のように見えることから、「氷の花」と呼ばれる。

 この日(1月10日)は、今年初めての野草園の公開日。髙橋家屋敷林保存会(堤順子会長)の人たち約20人が野草園と竹林の手入れをしていた。

 シモバシラが見られるのは今年初めてでラッキーだった。真冬とあって野草園で見られる花は少ないが、それでも陽当たりのよいところではツワブキ、テッポウスイセン(ラッパスイセン)が咲いていた。

 早春の草花として人気があるセツブンソウ(節分草)は芽を出したばかりで、フクジュソウ(福寿草)はつぼみをつけ始めていた。

 野草園の公開日は毎週金曜日で、公開時間は午前10時から正午(受付は11時30分まで)まで。

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By 鈴木信幸

1950年、福島県会津坂下町生まれ。元新聞記者。現在、フリージャーナリスト。1980~81年滝山団地、81~97年ひばりが丘団地に住む。西東京市在住。

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