2月2日、東村山市野口町の天台宗寺院・大善院で恒例の節分祭が、冷たい雨がぱらつくあいにくの天気の中行われた。
大善院は八王子市・円通寺の塔頭として16世紀から寺格を有し、1899(明治32)年現在の地に移転した。地元では野口不動尊の名で親しまれ、毎年節分祭がにぎやかに催される。
この日は地元出身の十両羽出山関が訪れて午前と午後の2回豆まきをする予定だったが、午後は都合で欠席となり集まった人たちをがっかりさせた。しかし、お囃子の踊り手たちが豆やお菓子を元気にまくと、みな寒さを忘れて歓声を上げながら盛んに受け止めていた。