所信を表明する小林洋子市長

 小平市議会臨時議会が4月25日開かれ、6日の市長選で再選した小林洋子市長が所信表明の演説に立ち、公約に掲げた「防災・防犯で安全安心なまちづくり」など7つの政策について今後4年間の市政運営の方針を示したうえで「実行力とスピードを重視して小平の未来をつくっていく」と述べた。

 小林市長はまず物価高対策として「家庭用防犯カメラの購入費補助、事業者物価高騰応援金などの支援を通じて市民生活、市内経済を守っていく」と表明。

 公約実現に向けた具体策として「学校給食無償化の継続」「公共施設マネジメントに関する情報提供」「西武鉄道と連携した連続立体化、ホームドアの整備」「企業・大学・研究機関などとの連携に向けた公民連携デスクの設置」「LED照明や省エネ家電への買い替え補助」などを挙げ、「つながり、ともにつくるまち小平の実現に向けて着実に歩みを進める」と述べた。

 また「複雑化、高度化する行政の課題に対応するため2人体制によるトップマネジメント機能の強化が必要」として、4月30日に任期満了で退任する現副市長の伊藤俊哉氏に代わって、前企画政策部長の有川知樹氏、現東京都総務局担当部長の奥富洋一氏の2人を新たに副市長に選任する議案を提案、賛成多数で同意された。5月1日付けで就任する。任期は4年。

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By 片岡義博

共同通信社の文化部記者として主に演劇、論壇を担当。福岡編集部、文化部デスクを経て2007年にフリーに。書籍のライティングと編集、書評などを手掛ける。2009年から小平市在住。

One thought on “小平市議会で小林市長が所信表明 「実行力とスピードを重視」”
  1. 無難な政策や人事なのは、小平市が安泰で、地域としての課題はない、と考えているということなのでしょうね。

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