東久留米市を流れる黒目川の河川敷で、土が小山のようになったモグラ塚を見つけた。かなりの数だ。
この時季のモグラ塚の土の量は、ほかの時季より少し多い気がする。大食漢のモグラは、トンネルに落ちてくる昆虫やミミズを食べるため、常にトンネルの整備を欠かさない。モグラの行動範囲は70m四方と言われる。
トンネルを掘る時に出る土を前足で地上に押し出したのがマウンドになる。これがモグラ塚だ。今は春の繁殖期に備えるために、トンネルの整備に特に余念がないのかも知れない。
モグラ塚は俳句では春の季語だ。モグラの漢字は土竜。今年は辰年、モグラにも良い年であることを祈りたい。