原田博美清瀬市長は5月25日記者会見を開き、廃止された市立図書館復活など公約実現への見通しや就任以来初の市議会定例会となる6月議会に向けた方針を説明した。
原田市長は3月の市長選を通じて、渋谷桂司前市長の方針で廃止対象となった図書館の存続、復活を公約にしていた。すでに解体工事が進んでいた旧中央図書館の復活は断念せざるを得なかったが、「市民サロン」として再編・廃止された竹丘、下宿、野塩の3地域図書館については貸し出しの復活などを目指している。
廃止された地域図書館跡地をどう活用するかについての市民懇談会をこの夏開く。「そのような機会で得られた意見などをまとめて、3地域図書館の復活をできるところから2027 年度予算で提案したい」と述べた。このほか市長選で掲げたさまざまな公約についても、市議会の同意を得ることなどを考えると議案として提案するのは来年度以降になるとの見通しを示した。
また市長選では無駄遣いではないかとの指摘も出た市立中央公園の旧豪華列車「夢空間」について、原田市長は5月2日からレストラン営業を開始し、5月中に約2000人が訪れ、地元産の食材を使用するなど地域活性化にも貢献しているとして、今後ますますの利用を訴えた。
一方でこれ以上税金が使われることがないよう検証してゆくことを前提に活用する道を考えなければならないとして、隣接の南部図書館、児童館と連携して車内での本の読み聞かせなど子どもたちも楽しめる企画も検討中とした。
原田市長は就任から約2カ月たった感想や市議会への対応について聞かれ、「市議会議員の立場から見える景色とは全く違う。情報量の違いも大きい。これまで市政の改善を求めてきたが、それをすぐに進めることは難しく悩みも大きい。この間多くの市民と接する機会があり、皆さんが市政を支えてくれていることを実感した。感謝するとともにしっかり応援したい。6月議会には緊張感を持って臨む。議員の皆さんにもしっかり情報提供して真摯に建設的な議論ができるようにしたい」と述べた。

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