地域で安全・安心に暮らすためにと6月29日、東村山市で「多文化共生セミナー」が開かれ、地元で日本語を学ぶ外国人学生が防災の知識、火事の際の初期消火と避難体験、ごみの分別などの生活情報を学んだ。
セミナーは東村山市と西東京国際カレッジ(東村山市栄町)が2026年2月に締結した連携協定事業の第1弾として実施、同市本町のS&D市民センターで同カレッジの学生でネパール、ミャンマー、ベトナム、バングラデシュ国籍の計40人が参加した。
日本で生活する上での習慣やルールへの理解を深めてもらい、多文化共生を進める取り組みで、東村山市の外国人居住状況や行政対応、自分でできる防災対策、初期消火や避難、ごみの出し方―などについて約2時間半にわたって講座や実地体験が行われた。
防災対策では、災害時の身の守り方や避難所の説明のほか、非常用簡易トイレの組み立て方、使い方を実際に学んだ。火事に対しては消火器の使い方と煙からの脱出方法を全員が実際に体験、初めての経験に真剣な表情で臨んでいた。
ゴミ出しのルールは外国人が生活する上でトラブルになるケースが多いためクイズも交えながら詳細に説明が行われた。市のデジタル情報サービス「たのしむらやまポータル」のアカウントをつくればごみ情報サービスが各国の言語で受けられることを紹介してQRコードの載ったカードも配られた。
セミナーに参加したネパール出身のラミチャニ・ススマさん(21)は「ごみの出し方は難しく、分からないことが多かったので一番勉強になった」と話し、ミャンマーから来日したばかりというサイ・アォム・メインさん(20)は「ミャンマーでも最近大きな地震を経験したが、日本はもっと地震が多いと聞いているのでセミナーに参加してよかった。でも簡易トイレのテントは体の大きい僕には小さすぎるかも」と笑った。


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