東村山市の渡部尚市長は8月31日、市議会9月定例会の所信表明で、隣接3市による廃棄物共同処理のための一部事務組合「柳泉園」(東久留米市下里)に加入するためのすべての協議項目に関係4市市長で合意したと表明した。合意によると、東村山市が2027年4月1日に組合に加入し、燃やせるごみの搬入は2028年4月1日から始まる。加入負担金は約40億2000万円。
東村山市のごみ処理施設「秋水園」(同市秋津町)は市制施行を前にした1962年に単独の事業で発足した。現在の焼却炉が老朽化したことから施設の更新が計画されていたが、物価、人件費の高騰などで計画遂行が困難となったことから、単独処理をあきらめ「柳泉園組合」の焼却炉での処理の可能性を探り、2025年から関係自治体や組合側と協議を重ねてきた。10月5日に加入協定書と経費負担の覚書を締結する予定。
柳泉園組合は東村山、東久留米の市境地区にあり、1960年に保谷町(現西東京市)、田無町(同)、久留米町(現東久留米市)が合同して設立した「北部3カ町衛生組合」が前身。その後名称変更し70年清瀬市が加わった。1日105トン処理可能の焼却炉3基を持っている。
燃やせるごみ以外のごみ処理や、秋水園施設を今後どうするかなどは今後の課題だ。
渡部市長は「今回の取り組みは東村山市のごみ処理行政にとって大きな転換点となる。 加入負担金は大きな金額ではあるが、今後東村山市が単独でごみ処理に当たることと比較すると広域処理によって相当なスケールメリットが生まれる。予算面の提案は12月定例会に行う考えだ」と述べた。


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