西東京市を中心とする地域報道サイト「ひばりタイムス」に昨年1年間連載した企画記事「北多摩戦後クロニクル」が書籍化されることになり、3月刊行を前に事前予約の申し込みの受け付けを始めた。東村山・清瀬・東久留米・西東京・小平の5市とその周辺における戦後約80年間のトピック50項目とエッセー、多数の写真を通して地域の歩みをたどり、東京の郊外から見た戦後日本を考える。(カバー写真:1949年開始の「田無の仮装大会」に登場したゴジラ=田無商業協同組合提供)

 50項目は、米軍による空襲から始まり、自治体の合併と消滅、工場の建設と移転、交通・下水道網の整備、研究施設・福祉施設・大学・美術館の開設、遺跡の発見、娯楽行事やスポーツ、イベントの開催、事件・事故などの領域に及ぶ。それぞれ地域のエポックとなった出来事であると同時に、その時代状況を色濃く映し出してもいる。例えば、

「清瀬に結核研究所付属療養所」(1947年)

「小平に米軍輸送機墜落で米兵129人犠牲」(1953年)

「皇太子夫妻のひばりが丘団地視察」(1960年)

「玉川上水が国史跡に指定」(2003年)

「自由学園が創立100周年」(2021年)

 地元在住の記者経験者・編集者5人が時に自らの体験を交えながら各トピックの概要と背景について執筆。それぞれに関連のモノクロ写真1〜3枚を掲載し、巻末には戦後の北多摩北部の主なトピックを記した「出来事年表」を収録している。

 ひばりタイムス企画班編『北多摩戦後クロニクル ─「東京郊外」の軌跡を探る』(言視舎刊)はA5判、約260ページ。定価は2420円(税込み)。3月下旬に刊行する予定。

 購入の申込みは住所、氏名、購入部数、電話番号(できればメールアドレス)を書いて電話、ファクス、メールで言視舎まで。発刊次第、郵便振替用紙を同封した本を送る。

 言視舎=〒102-0071 東京都千代田区富士見2-2-2  電話03-3234-5997 ファクス03-3234-5957 メールアドレス kikaku@s-pn.jp

【参考情報】
・「北多摩戦後クロニクル」(ひばりタイムス
・『北多摩戦後クロニクル』(言視舎

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By 片岡義博

共同通信社の文化部記者として主に演劇、論壇を担当。福岡編集部、文化部デスクを経て2007年にフリーに。書籍のライティングと編集、書評などを手掛ける。2009年から小平市在住。

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