自由学園高等科(東久留米市学園町1)の生徒ら8人が、授業の一環として取り組んだインターンシップ(就業体験)の成果発表展示会「飛び級社会人」を2024年2月28日から、ひばりが丘団地に隣接するピピ通り商店街の空き店舗で開催している。3月3日まで。(カバー写真:ピピ通り商店街)
同学園は「共生・共学」を理念の一つに掲げ、高等科で「共生学」を学ぶ。2年生の必修課程として生徒全員が校外の企業や団体などでインターンシップとして働き、仕事や社会の仕組みを体験する独自の取り組み「飛び級社会人」を、2023年度から実施している。
生徒ら8人は2023年11月から、20以上の受け入れ先の一つとして「まちにわ ひばりが丘」が運営するコミュニティセンター「ひばりテラス118」を毎週訪れ、終日さまざまな活動を行った。
北多摩地域のニュースを報じるWEBメディア、ひばりタイムスの北嶋孝編集長から「文章を書く基本」や、 FM西東京が発行する842PRESSで編集を手がける廣田亜希子さんから「取材・インタビューの手法」を学んだ。
教えを踏まえて、2022年12月にアーケードを撤去して長年親しまれた風景が一変した「ピピ通り商店街」(西東京市ひばりが丘2)を取材。生徒らは商店街の写真撮影をし店舗の店主らにインタビューを行った。活動で得られた気づきや発見を武蔵野大学の伊藤研究室協力のもと、地図と写真に落とし込みまとめた。
同展では生徒らが作成したフィールドワークを展示する。
生徒らの活動に同行しサポートした、まちにわひばりが丘の若尾健太郎事務局長は「活動を通じて生徒が地域との繋がりを作り、一員としてできることを考えるきっかけになってくれれば」と来場を呼びかけている。
【関連情報】
・【高校生が本格インターン(前編)】多様な企業・団体で学ぶ「飛び級社会人」が始動! プレ企画を経験した生徒は何を感じ、どう変わった?(自由学園)
・一般社団法人まちにわ ひばりが丘(HP)
・ピピ通り商店街(Googleマップ)