清瀬市と西武鉄道は2024年3月3日、100日後の6月11日に開業100年を迎える西武池袋線清瀬駅でカウントダウンイベントを開催した。100周年までの残り日数を表示するカウントダウンボードの除幕式のほか、記念バッヂの配布等が行われた。(カバー写真:左から、西武鉄道の香月英之管区長、渋谷桂司清瀬市長)
同駅は西武池袋線の前身、武蔵野鉄道の駅として1924(大正13)年に、椎名町・中村橋・田無町(現ひばりヶ丘)駅とともに開業。同市のホームページによると開業当時は、松林を切り開いた木造平屋の簡素な駅だったという。2023年の1日の平均乗降客数は5万8830人に上る。
イベントでは、駅改札内に設置した、100周年までの残り日数を表示するカウントダウンボードを披露。渋谷桂司清瀬市長と西武鉄道の香月英之管区長が除幕式を行うと、参加者から拍手が起こった。同駅の北口と南口前、市庁舎のロビーにも同様のボードを設置する。
北口の商業施設と接続するペデストリアンデッキ(高架歩道)では「清瀬駅懐かし写真パネル展」と題し、駅周辺の移り変わりを展示。周辺の商店街では100周年のロゴをあしらった記念フラッグの掲揚を始めた。
渋谷市長は「村に始まり、町、市と、発展してきた市の100年を見守ってくれた駅。記念日に向け市民と一緒に楽しみたい」と話した。イベント終了後に渋谷市長は、来場者へ記念バッヂの配布を行った。
同市は2024年度予算案で同事業に2,696万円を計上。今後もさまざまなプロモーションを予定する。
【関連情報】
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