東京都は3月6日、西武新宿線の井荻駅付近から西武柳沢駅付近までの約5.1キロメートルの区間について、鉄道を高架化する事業に今年度中に着手すると発表した。

 高架化区間にある19ヶ所の踏切を撤去し、上井草駅、上石神井駅、武蔵関駅、東伏見駅が、現在の地上駅から高架駅にリニューアル。高架化に伴い駅前広場や側道(鉄道付属街路)約3.0キロメートルを新たに整備する。

 千川通りなどでの交通渋滞や踏切事故の解消などに加え、鉄道で分断されている地域を一体化し、近隣住民の利便性の向上や住環境の改善を狙う。

 東京都建設局によると、2023年度から用地取得を始め完了し次第、工事説明会を開催する予定。2037年度までの事業の完了を想定する。総事業費は2,660億円を見込む。

  都の担当者は「工事の詳細については説明会などを通じて随時周知していきたい」と話した。

  同事業は都が2021年3月に策定した「『未来の東京』戦略」の一環として行われる。

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By 岡侑之介

アナウンサーみたいな喋り方をする筑波大生。

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