第19回春の全国中学生ハンドボール選手権大会は3月27日、福島県福島市のあずま総合体育館で決勝が行われ、女子の東久留米市立西中(東久留米市滝山2)が明石市立望海中(兵庫県明石市)を18-17で破り、大会初の2連覇を達成した。(カバー写真:東久留米西中の生徒らと灘千賀子監督=後列右2人目)
前半、望海中の多彩な攻撃に終始押された西中は、1点リードされたまま前半を折り返す。後半、西中の茂木紫妃のゴールで逆転すると、両校一進一退の接戦を繰り広げ1点差で西中が勝利した。
西中は昨年春の優勝と合わせ2連覇を達成した。西中の男子は準優勝だった。
西中の灘千賀子監督は「2連覇は意識していなかった。目の前にいる子どもたちと優勝することだけを考えていた。夏、冬の全国大会も勝って3冠を取りたい」と目標を大きく掲げた。
中学ハンドボール選手権の春大会は毎年、富山県氷見市で開催してきた。今年は能登半島地震の影響で中止が検討されたが、福島県ハンドボール教会の協力で福島県での代替開催が決まった。
灘監督は大阪府出身。父親の転勤で小学3年から過ごした福島県でハンドボールに出合った。「第二の故郷の福島で優勝できたことに縁を感じた。代替開催に感謝している」と話した。
【関連情報】
・公益財団法人日本全国ハンドボール協会(HP)
・東久留米市立西中学校(HP)