東久留米市は男女共同参画週間に合わせた展示を6月24日から30日まで、市役所1階屋内広場で行っている。NHKの連続テレビ小説「虎に翼」で主人公が納得できない女性差別に直面して口にする「はて?」をキーワードに、日ごろ感じた男女格差へのひとことを広く募集している。(カバー写真:東久留米市役所での展示)

 2024年は男女共同参画社会基本法が施行されて25周年に当たり、東久留米市は同法施行翌年の2000年10月1日に男女共同参画都市宣言を発して男女平等のためのさまざまな施策を進めてきた。

 今回の展示では男女共同参画の現状や課題を説明するパネルのほかに、日常生活の中などで感じた男女格差や差別意識に関する疑問を短い言葉で表現した「はて?」を寄せてもらい順次掲示することにした。会場で記入するほか、チラシなどの二次元コードからの応募を呼び掛けている。

 これまでに「PTAの役割、親のやることなのに自動的に母親がやることに、はて?」や、別姓を選べないこと、「こどもを育てることがあなたの一番大事な仕事」と言われることへの疑問など女性の声が寄せられている一方、「女子会。男だけ集まっても男子会と言わない」など男性からの応募も予想以上に多いという。

 東久留米市男女平等推進センターは秋に講演会などのイベントも企画しており、引き続き男女共同参画への事業に取り組むとしている。問い合わせは同センター、電話042-472-0061まで。

さまざまな「はて?」
男女共同参画展チラシ(東久留米市提供)

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By 飯岡志郎

1951年、東京生まれ。西東京市育ちで現在は東村山市在住。通信社勤務40年で、記者としては社会部ひとすじ。リタイア後は歩き旅や図書館通いで金のかからぬ時間つぶしが趣味。

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