小平市は9月2日、メッセージアプリのグループチャットで上司を誹謗中傷するなどしたこども家庭部の50代の女性職員を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 職員課によると、職員と上司(女性)はこども家庭部の保育課に所属。処分された職員は昨年11月から今年6月にかけて(1)保育園の職員で構成するメッセージアプリのグループチャットに上司を誹謗中傷する内容を発信した(2)業務上のやりとりで上司に謝罪させようと上司の退室を阻み、暴言を発した。上司はタクシーでの帰宅を命じたが、従わずに自家用車で帰宅した(3)上司の電話連絡を妨害したうえ、左手の甲を右の平手で1回叩いた(4)庁内の電子メールで上司に対して謝罪と面談の要求を十数回繰り返した――などの行為を行った。

 上司と保育課が職員の言動が非違行為に当たるとして訴えていた。誹謗中傷や暴言の内容について職員課は「個人情報に関わる」として明らかにしていない。

 小平市では7月19日にも、部下にパワハラ行為をしたなどとして50代の男性職員を含む計3人を減給などの懲戒処分にしている。

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By 片岡義博

共同通信社の文化部記者として主に演劇、論壇を担当。福岡編集部、文化部デスクを経て2007年にフリーに。書籍のライティングと編集、書評などを手掛ける。2009年から小平市在住。

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