2年前から秋の祭りなどで販売されている清瀬の地ビール「キヨキヨビール」の仕込み作業が9月30日、横浜市泉区のYumegaoka Sunday Brewingで行われた。清瀬から2時間近くをかけて移動した8名の関係者らが参加し、作業を体験した。
キヨキヨビールは地元のコミュニティFM局「TOKYO854くるめラ」が企画。地元産のホップを使ったビールにこだわり、他との差別化を図っている。
コロナ禍後初のお祭りとなった2022年の「秋のふれあい祭り」(清瀬駅南口ふれあいどーり商店街)で販売されると、初めての清瀬の地ビールということで人気を博し、用意した500杯を売り切った。
翌2023年にはきよせ市民まつりに、地元の人気レバニラ専門店「kei楽」とのコラボで出店。kei楽のレバーのから揚げと地ビールのセットが人気を博し、こちらも500杯を短時間で売り切った。
3年目となる今年は、地元との一体感を高めようとホップ栽培ボランティアを募集。ラジオ局が1人3株ずつ頒布した苗を、清瀬市民や周辺住民が自宅で栽培。できたホップをラジオ局に持ち寄り、スタッフが冷凍保存したうえで今回の仕込み作業に持ち込んだ。
またホップ栽培ボランティアの企画に賛同し、清瀬市内で農業を営む並木猛さんが大規模にホップを栽培することになり、当初の予定より多くのホップが集まった。
そのため今年は数回に分けて醸造をし、初回は400杯を「きよせ市民まつり」(10月27日)、400杯を「秋のふれあい祭り」(11月10日)で販売したうえ、残った分を市内のコンビニエンスストアや飲食店などで販売する予定だという。
TOKYO854くるめラ代表でキヨキヨビールの責任者を務める高橋靖さんは「ホップ栽培ボランティアの皆さんや本格的に栽培してくれた並木さんのおかげで、昨年の10倍以上のホップができた。今年はこれを使ってビールを年4回醸造したい」と意欲を語った。
【関連情報】
・レバニラ定食kei楽(公式サイト)
・きよせ市民まつり2024(清瀬市)