小平三中吹奏楽部の全国大会出場記念演奏会(ルネこだいら)

 日本の吹奏楽界では最大規模となる第72回全日本吹奏楽コンクール全国大会(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞主催)が10月19日、宇都宮市文化会館で開かれ、中学生の部で小平市立第三中学校(小平三中)吹奏楽部が4年連続の金賞受賞を果たした。

 10月14日に「全国大会出場記念演奏会」をルネこだいら(小平市民文化会館)で開催し、市民に無料で演奏を披露。大ホールでの練習を経て全国大会に臨んだ。東京都代表として出場した小平三中は、澤矢康宏顧問の指揮で課題曲の 酒井格作曲「メルヘン」と自由曲の松下倫士作曲「リュミエール・エテルネル (永遠の光)」を演奏した。

 「吹奏楽のまち こだいら」を掲げる小平市は、各学校の吹奏楽部が活発に活動している。なかでも小平三中は2001年から同コンクール全国大会に計18回出場し、毎年、金賞か銀賞を受賞している。今年3月の第47回全日本アンサンブルコンテスト(中学校の部)でも金賞を受賞した。

 1940年に始まった全日本吹奏楽コンクールは戦争のため一時中断し、1956年に再開された。課題曲と自由曲それぞれを3段階で評価し、合計得点に応じて金賞、銀賞、銅賞とする。各賞の数に制限はなく、今年度は全国大会に進んだ中学校30校のうち小平三中を含む8校が金賞を受賞した。

【参考情報】
・小平三中吹奏楽部(ライブドアブログ
・・一般社団法人 全日本吹奏楽連盟(HP

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By 片岡義博

共同通信社の文化部記者として主に演劇、論壇を担当。福岡編集部、文化部デスクを経て2007年にフリーに。書籍のライティングと編集、書評などを手掛ける。2009年から小平市在住。

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