決定したヘッドマークデザイン(3月11日、南入曽車両基地)=西武鉄道提供

 西武鉄道は3月12日、川越鉄道開業130周年を記念し、埼玉県川越市、狭山市、所沢市、東京都東村山市、小平市、国分寺市の沿線6市と連携して盛り上げようと公募した列車のヘッドマークデザインを発表した。

 川越鉄道は現在の新宿線(東村山―本川越)と国分寺線(国分寺―東村山)に当たり、西武鉄道の路線の中で最初に開業した区間。1895年3月21日に国分寺―川越(現本川越)間が全線開通した。

 2024年12月から沿線各市の市民からヘッドマークデザインを公募したところ、合計327件の応募があり、各市それぞれ1種類が決まった。

 そのうち、東村山市は中原めぐみさん(40)の作品で 同市のシンボル「ハクセキレイ、つつじ、市果樹園の果物、けやき」をカラフルに描いた。小平市は安藤帆那さん(8)で、 市のマスコットキャラクター「ぶるべー」「こげらん」、と市の花「つつじ」をあしらい、電車と線路も加えた。

 選出されたヘッドマークデザインは電車の前後に掲げ、2025年3月21日から8月31日まで主に新宿線と国分寺線を走行する。

 また、関連イベントとして、川越鉄道の開業から現在までの歴史を振り返る写真展を3月22日から6月30日まで、本川越、狭山市、入曽、所沢、東村山、小川、国分寺の各駅で実施する。

小平市の作品(西武鉄道提供)
東村山市の作品(西武鉄道提供)

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西武鉄道

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By 飯岡志郎

1951年、東京生まれ。西東京市育ちで現在は東村山市在住。通信社勤務40年で、記者としては社会部ひとすじ。リタイア後は歩き旅や図書館通いで金のかからぬ時間つぶしが趣味。

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