任期満了に伴う小平市長選挙が3月30日に告示され、届け出順に新人で前小平市議会議長の松岡篤氏(39)、再選を目指す現職の小林洋子氏(52)、新人で障害者施設非常勤職員の宮川和之氏(61)=共産推薦=の計3人(いずれも無所属)が立候補を届け出た。4月6日の投開票に向けて選挙戦が始まった。
最大の争点は、老朽化が進む中央公民館、健康福祉事務センター、福祉会館を建て替えて複合化する隈研吾氏設計による中央エリア整備計画。松岡氏、宮川氏は「市民の合意がないまま事業費が44億円から104億円に高騰し、さらに120億円に膨らむ可能性もある」などとして計画の白紙撤回を主張。これに対して小林氏は「試算では3館合築によって60年間で92億円のコスト削減ができる。市民と一緒に計画を作ってきた必要な施設」と反論している。
松岡氏は2015年に自民公認で小平市議選に初当選。23年に東京都史上最年少で市議会議長に再選された。今回、自民に推薦を求めたが、自民党小平総支部は小林氏の応援を決め、立候補を表明した松岡氏に離党を求めるとともに除名を示唆。政党の支援なしに出馬した松岡氏は「教育予算の倍増」「増税路線から持続的減税への転換」などを掲げる。
小林氏は小平市議を3期務め、21年の市長選で立民、共産、国民、小平・生活者ネットワークの推薦を受け、自民、公明推薦の候補者を破って初当選。小平初の女性市長になった。今回、共産との政策協定を結ばず自民などの応援を得る。学校給食費無償化などの実績を強調し「防災・減災対策による持続可能なコミュニティーづくり」を打ち出している。
宮川氏は23年の小平市議選に社民公認で出馬して落選。今回、小林氏との長年の関係を絶った共産の推薦を得た。「公民館や小学校の複合化・統廃合を進める市の公共施設マネジメントには市民の声が反映されていない」と批判し、見直しを主張。「行政主導の災害対策の強化」「情報公開による市政の透明化」「地域交通の整備」などを訴えている。
各立候補者の主張は以下のサイトなどでくわしく知ることができる。
・立候補予定者の公開討論会(「政治・知りたい、確かめ隊」主催で3月23日開催)の録画配信(Youtube)
その音声がコミュニティーFM「TOKYO854くるめラ」開票速報特別番組で開票開始後、放送される。
・2025年4月6日小平市長選立候補予定者公開アンケート(市民団体「わたしたちのまちのつくり方」)
選挙人名簿登録者数は3月29日現在で16万1485人。前回投票率は39.2%。投票は4月6日午前7時〜午後8時、市内計27カ所で。期日前投票は3月31日から4月5日まで市健康センター、東部市民センター、西部市民センターの計3カ所で実施される(開設期間・時間は各センターによって異なる。下記の小平市公式ホームページ参照)。
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・小平市長選、現職の小林洋子氏が出馬表明 2025年4月6日投開票
・小平市長選、市議会議長の松岡篤氏が出馬表明 公共施設計画の白紙撤回争点に
・小平市長選に新人の宮川和之氏が出馬表明 「公共施設の複合化を見直す」
・小平市長選の立候補予定者3人が公開討論 公共施設計画など争点に論戦
参考情報:
・令和7年4月6日執行 小平市長選挙(小平市)
・2025年小平市長選挙立候補予定者の公開討論会(YouTube)
・2025年4月6日小平市長選立候補予定者公開アンケート(わたしたちのまちのつくり方)