男児のわいせつ動画をインターネット上で販売したとして児童ポルノ禁止法違反などの疑いで逮捕された杉並区立小学校の男性教諭が、今年3月まで小平市立小学校に勤務していたことが9月18日分かった。
杉並区の発表と報道によると、逮捕されたのは杉並区立小学校に勤務する教諭の川越優一容疑者(29)。川越容疑者は2024年9月にSNSを経由して18歳未満の男児のわいせつ動画を販売したとして9月17日、奈良県警に逮捕された。調べに対して容疑を認めているという。
川越容疑者は今年3月末まで小平市内の市立小学校に勤務、4月に杉並区内の小学校に転任した。
逮捕を受けて、同容疑者が勤めていた市立の小学校は18日付で保護者向けに「旧教職員の報道について」と題するプリントを校長名で配布。容疑者の逮捕に関する報告とともに「本校の児童に被害があったとの報告はございません。小平市教育委員会と連携して対応しているところです」と記し、日常の取り組みとして「校舎や敷地内の安全確認」「教職員への研修」「相談窓口の周知」の実施を伝えている。
小平市教育委員会は「現在、報道以上の情報は把握していないが、奈良県警からの捜査に関する協力依頼には真摯に対応したい。当該の学校には、児童の心理的支援に向けて東京都教育相談センターに心理士の派遣を依頼している」と話している。
参考情報
・区立小学校に勤務する教員の逮捕について(2025年9月17日)(杉並区)