自らが担任をしていたクラスの女子児童にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつの罪に問われた東村山市の公立小学校教諭戸倉裕介被告の論告求刑公判が11月18日、東京地裁立川支部(中村経太裁判官)で開かれた。
検察側は「自己の性欲を満たし、本来児童生徒を守る立場の教師としての責任感を感じさせない」などとして懲役3年を求刑した。弁護側は「専門の医療機関の受診や保護者等が監督する。今後教員に戻ることはなく児童との接点もない。更生の意欲も見られる」などとして執行猶予付きの判決を求めた。
論告によると、戸倉被告は2025年4月から6月ごろにかけて、教室内で自分のひざに乗ってきた女子児童の下腹部を触り、女子児童からは「やめてほしい」と言われたにもかかわらず、行為は複数回に及んだ。
戸倉被告は「(女児が)大人に言うかもしれないが、ばれないだろうと思っていた。被害女児、保護者、関係者に多大な迷惑をかけ申し訳ない」などと述べた。
戸倉被告は逮捕段階で容疑を否認したが、公判では起訴事実を認めていた。判決は12月11日に言い渡される予定。
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