西武鉄道は12月25日、西武新宿線の東伏見、西武柳沢駅(以上西東京市)、久米川駅、西武園線の西武園駅(以上東村山市)の4駅で2026年2月3日の初電車から駅係員によるインターホンを通じた遠隔対応に営業体制を変更すると発表した。
これに伴い各駅では駅係員による乗車券類の発売・精算・案内ほか窓口での対応を終了する。異常時などには必要に応じて対象駅または近隣駅の係員が対応する。
乗車時に駅員による介助が必要な場合は、利用の前日午後5時までにスマートフォンやパソコンから「介助事前受付サービス」で①来駅予定日時 ②乗車駅 ③降車駅を事前に申し込むとスムーズな案内が可能。インターネット環境を持っていない場合は「西武鉄道お客さまセンター」または駅窓口でも申し込める。また事前の申し込みがない場合でも、インターホンで連絡できるが、待たされる場合があるという。
西武鉄道は「遠隔対応」駅化を順次進めており、2025年3月からは国分寺線・鷹の台駅(小平市)をはじめ西武線11駅の窓口対応を順次終了。「無人化」という言葉は用いていないが、沿線住民などからは利便性の低下や障害者対応への影響に懸念の声も出ている。

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