西東京市は、田無柳沢児童センター(同市向台1丁目)をリニューアルし、中学・高校生年代の「遊びと学び」に特化した新たな居場所として整備する。7月に工事を始めて来年4月に開館する予定。6月1日、池澤隆史市長が記者会見で発表した。
同児童センターは西東京市南部の住宅街の中にあり、近くに都立田無工科高等学校や武蔵野大学がある。2階建て(延床面積約390平方メートル)で現在、体育室やオープンルーム、図書室、幼児専用ルームがある。
西東京市は2023年12月に中高生が自分たちの年代に特化した施設作りを考えるための「中高生特化型児童館準備会」を設置。中学生3人、高校生7人の計10人が市内外の施設視察や中高生に対するアンケート調査を実施して、必要な機能や空間のあり方について意見交換を重ねてきた。
その結果「一人でもみんなでも居ることのできる場所、学びと遊びの多空間」という方向性が決まった。既存の空間を生かしながら2階を中心に「学習支援」「協働・交流」「飲食可能な交流」に向けたスペースを設けるよう施設内をリニューアルする。予算額は約9330万円。
西東京市の特化型児童館は、「スポーツ」に特化したひばりが丘児童センター、「音楽」に特化した下保谷児童センターに次いで3館目。
池澤市長は「準備会で子どもたちから最後のまとめとして『いくら良い施設を作っても、運営していく人の問題が大切』という意見が出てきたのには驚かされた。これもいい、あれもいいという思いだけではなく、子どもたちも真剣に考えていることが伝わってきた」と話した。
このほか子ども・若者の声を市政に生かすための取り組みとして「ワイワイトーク」と「若者会議」を引き続き開催する。ワイワイトークは市内の小学4年生から高校生年代を対象に武蔵野大学で7月に全3回のワークショップを開いて地域課題について学び、まちづくりに参加してもらう。
若者会議は16歳から 29歳までの若者が若手職員のサポートを受けながら「若者に伝わる情報発信」「若者に居場所」などをテーマに意見交換し、政策立案に取り組んでいく。


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