職員の仕事ぶりを伝える「小平市職員採用PR動画」より

 小平市は結婚や育児、介護、転職などの理由で中途退職した市職員を再び常勤職員として採用する「キャリアリターン制度」を導入し、8月1日から募集を始める。経験や知識を生かして即戦力となる人材を確保するのが狙い。

 地方公務員の受験者数は全国的に減少傾向が続き、競争倍率も大幅に低下している。若者の公務員離れ、自治体の人材確保は喫緊の課題となっている。

 小平市は2024年8月に市職員採用説明会を初めて開催したり、職員採用PR動画を制作したりするなどして職員確保に向けた取り組みを実施してきた。

 今回、通年で募集する職種は一般事務と一般技術(建築職・土木職)。特に一般技術は応募者も少なく欠員状況が続いている。その他の職種も欠員の状況に応じて随時募集する。

 採用条件は過去に任期期限がない小平市常勤職員として1 年以上在職し、採用日時点で定年退職(65歳)となる年齢に達していないこと。書類と個別面接で選考し、原則4月1日から採用するが、欠員状況や本人の希望を踏まえて年度途中でも採用する。給与は退職時の職務の級・号給を基本に、採用職務の級や退職後の経歴を考慮して決める。

 元職員を再採用する制度の導入は各地の自治体で相次いでおり、近隣では西東京市、日野市などが導入している。

 小平市職員課は「在職中に培った行政実務の経験はもちろん、退職後に積み重ねてきた多様な知識・経験・視点をぜひ再び市政運営や市民サービスの向上に生かしていただきたい」としている。
 詳細は小平市ホームページ「職員採用情報」。

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By 片岡義博

共同通信社の文化部記者として主に演劇、論壇を担当。福岡編集部、文化部デスクを経て2007年にフリーに。書籍のライティングと編集、書評などを手掛ける。2009年から小平市在住。

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