真冬の寒さながら青空に恵まれた2月24日、西東京市緑町にあるいこいの森公園にカワヅザクラ(河津桜)を見に行った。

 バス通りから公園入口までのアプローチの並木に5本のカワヅザクラがある。1本はほぼ満開で、公園に訪れた人たちが盛んにカメラのシャッターを押していた。

 木を見上げると、花の蜜を吸いに来たヒヨドリとメジロが花の間をせわしなく動き回っている。

 カワヅザクラはオオシマザクラとカンヒザクラの自然交雑種で、1955年に静岡県賀茂郡河津町で原木が発見された。

 亜高木で樹形は傘形、一重だが4~5センチの花を咲かせる。花弁の色は紫紅。東京の花期は2~3月上旬だが、暖冬の影響で今年は平年より開花が早いようだ。

 カワヅザクラの名所は、原木が発見された河津町。町内を流れる河津川沿いに約3kmにわたってカワヅザクラの桜並木が続いており、毎年2月10日~3月10日前後に桜祭りが開かれ大勢の観光客が訪れる。

Loading

By 鈴木信幸

1950年、福島県会津坂下町生まれ。元新聞記者。現在、フリージャーナリスト。1980~81年滝山団地、81~97年ひばりが丘団地に住む。西東京市在住。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP