西東京市は市立中学校の給食に金属片が混入する事案が発生したと12月20日発表した。同市では10月に市立小・中学校で調理器の刃の破片など異物が混入する事案が2件発生したばかり。

 発表によると、12月17日正午ごろ、中学2年生の生徒が給食のきなこトーストを食べる前に金属片(長さ約5ミリ)が入っていることに気づき、教員に伝えた。すぐに校内放送で給食を食べないよう呼びかけるとともに給食室内の金属器具などを確認した。金属器具などの破損はなく、生徒らにけがなどはなかった。

 市は学校を通じて事故の概要を保護者にメールで知らせ、保護者説明会を開催。混入の原因や経路について調査している。

 市内では10月15日、中学校3年生の給食に食材を切る機械の刃の破片が混入。31日には小学校4年生の給食にプラスティック片が混じっていた。いずれも児童・生徒が気づき、けがなどはなかった。

 事態を重く見た市は11月15日、教育委員会内に「西東京市立小・中学校給食等異物混入対策委員会」を設置し、再発防止策を検討していた。

・あわせて読みたい:給食に異物混入で西東京市が対策委設置 小・中学校で刃の破片とプラ片が混入

【参考情報】
・市立中学校給食異物混入事故について(西東京市

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By 片岡義博

共同通信社の文化部記者として主に演劇、論壇を担当。福岡編集部、文化部デスクを経て2007年にフリーに。書籍のライティングと編集、書評などを手掛ける。2009年から小平市在住。

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