「暑さ寒さも彼岸まで」の法則が壊れてしまった昨今だが、春になると花は咲く。名所でなくてもなかなかの花を楽しむことができる。そこで今年も名もないスポットをまわってみた。
まず、黒目川と落合川の合流地点、満開少し前のソメイヨシノ。(上)ここは桜のスポットで、ほかにも何本かソメイヨシノがあり、近くにはカンヒザクラが。(下)

 この花のそばには、東久留米市の旧石器・縄文・江戸時代にまたがる遺跡「川岸遺跡」がある。その地は現在、調整池となっている。詳しくはこちらの拙文をご参照ください。

 この遺跡についての、おそらくは最終になる調査報告書が、昨年12月に刊行されたと聞いた。さて、どうしたらそれを読めるのか。いろいろ調べた結果、東久留米市中央図書館に所蔵されることがわかり、3月に入庫したことを確認できた。500頁を超す冊子らしい。閲覧したら、報告したいと思う。

 花に戻ろう。
 黒目川を少し下ると、去年もコラムで紹介した新座市の新座の「みどりと公園」の桜がある。

 3月30日撮影なので、まだ五分咲きというところか(去年は4月7日に撮っていた)。

 落合川は花の季節となったようだ。以下、種類がわからない花が多いので、お教えいただけば幸いです。(下)これはスモモ?

(下)右は菜の花で、左はミモザ?

 (下)上はスノーフレークというらしい。下はシモツケソウ? いたるところに咲いている。

 (下)弁天川(ほとんど暗渠)の出口付近のツバキ。右のコンクリートが暗渠のふた。

  ということで、最後は神社の桜。やっぱり様になる。神山氷川神社にて。

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By 杉山尚次

1958年生まれ。翌年から東久留米市在住。編集者。図書出版・言視舎代表。ひばりタイムスで2020年10月から2023年12月まで「書物でめぐる武蔵野」連載。

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