会見する青木由美子・小平市教育長=中央=ら小平市教育委員会の3人

 小平市教育委員会は2月20日記者会見を開き、市立小学校の男性校長が埼玉県警に強制わいせつ容疑で逮捕されたとして、今後事実確認と再発防止などに取り組むことを明らかにした。

 市教委の説明やこれまでの報道によると、校長は2023年5月9日午後6時ごろ、埼玉県新座市の商業施設で女子中学生の体を触った疑いで2月19日、新座署に逮捕された。校長は「触っていないと思う」と否認している。

 女子中学生が一緒に来ていた友人と近くの交番に被害を訴え、防犯カメラの分析などから容疑者が割り出された。2人の間に面識はないという。

 この日の会見で青木由美子教育長は児童、保護者、地域、市民に深くおわびするとした上で、「本人は容疑を認めていないということだが、子供を教え導く立場でありしかも校長であるにもかかわらずこのような容疑で逮捕されたことは本当に残念でならない。今後事実を確認して対応する」と述べた。

 市教委は全面的に捜査に協力するとしている。同小の児童に対して2月20日全校集会を開き副校長から説明および謝罪を行った。今後児童に対する心のケアを実施し、精神的不安や動揺に全力で対応する。同日夕に臨時保護者会を開き説明と謝罪をし、再発防止策や校内での取り組みをあらためて見直すという。

 市教委によると、男性は2022年4月から校長を務めており、勤務態度は良好で児童、保護者からも信頼を得ていた。事件当日は午前中小学校で勤務、午後に市役所で開かれた会議に出席して、その後の行動は不明。事件があった後も普通に勤務していた。

 再発防止策については、これまでの取り組みで何が不足していたかを検証することから始め、処分についても今後の捜査の推移などを見ながら検討するという。

・あわせて読みたい:強制わいせつ容疑の男性校長、不起訴 報道受けて小平市教委が保護者らに報告

Loading

By 飯岡志郎

1951年、東京生まれ。西東京市育ちで現在は東村山市在住。通信社勤務40年で、記者としては社会部ひとすじ。リタイア後は歩き旅や図書館通いで金のかからぬ時間つぶしが趣味。

3 thoughts on “小平市立小校長を強制わいせつ容疑で逮捕 市教委「事実確認と再発防止に努める」”
  1. 小学生の頃の担任の先生です。
    プライドが高いのかとても厳しく、今では体罰になるんじゃないかという変な指導ばかりで当時は気づいていませんでしたが今思うと最悪な先生だった記憶があります。
    わいせつ行為はなかったと思いますが、本当は自己中な先生でした。

  2. 「勤務態度は良好で児童、保護者からも信頼を得ていた。」と言うのは少なくとも私が知る範囲では事実に反しています。

  3. 少なくとも 校長としては信頼されてましたよ
    校内トラブルへの取り組み方は画期的で 副校長ともども良いコンビでした
    現に 子ども達への影響として顕著だったのは【あんなに良い人なのに逮捕されちゃうんだ】という警察への疑念と恐怖の方でしたから
    あと【副校長先生が寂しそうで可哀想】って言ってる声が多かった

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP